自動車教習所に入校したら教習期間いっぱい使ってダラダラと通うよりも短期間でサクサク免許を取得してしまったほうが断然おすすめです。
教習期間が長くなることで、免許がスムーズに取りにくくなる、追加料金が発生する、そもそも免許が取れなくなってしまうなど、さまざまなデメリットが発生する可能性があります。
今回は短期集中で免許を取得するメリットや平均的な教習期間について解説します。
これから教習所に通われる方はぜひ参考にしてください。
免許取得までの流れや教習日数についてはこちらのページでも解説しています。
目次
自動車免許は教習所通いでも短期集中の方がおすすめの4つの理由
1.モチベーションが続き合格がスムーズに
勉強もスポーツも仕事も、最初のうちは「頑張ろう!」と意気込んでいても、時間が経つにつれて徐々にモチベーション(やる気)が低下してしまいます。
休んでしまってそのままやらなくなってしまったり、再開するときにすごくしんどく感じたりしたという経験があるかもしれません。
教習も同じです。
時間が経てば経つほど、免許取得へのモチベーションが下がってしまいます。
教習所に通うことすら面倒くさく感じてしまうかもしれません。
また、間が空くと教習で習ったことを忘れてしまいます。
特に練習を積み重ねることで運転技術を身につける技能教習はその傾向が強いです。
ブランクを空けず短期集中で教習を受けることで、モチベーションが長続きし、知識や技術も身につきやすくなり、スムーズに免許が取れるようになります。
大変かもしれませんが、教習所に入校したら毎日通うのが理想的です。
2.繁忙期には予約が取りづらくなる
春休みや夏休みに免許を取ろうと考えられている方、休みの間に挽回しようと考えられている方は要注意です。
教習所は春休みや夏休みが繁忙期。
学生さんが集中してなかなか予約が取れず、思ったように教習が進まない可能性があります。
週に1回しか教習が受けられない、キャンセル待ちになってしまうということも珍しくありません。
そうなると結局教習所に通えるようになるのは休み明けとなってしまいます。
特に注意していただきたいのは「休みの間に挽回しよう」という方です。
技能教習は第1段階が1日あたり2時限まで、第2段階が3時限までという上限が定められています。
「休み中に丸一日技能教習を受けて遅れを取り戻す」ということはできません。
長期休暇を利用するよりも、それ以外の時期に入校したほうがスムーズにかつ早く免許が取得できる可能性があります。
3.オーバーすると料金追加の恐れも
自動車の教習には有効期限が定められています。
たとえば、すべての教習は入校して9ヶ月以内に修了しなければいけません。
仮免許の有効期限は6ヶ月で、その期間に第2段階をクリアする必要があります。
これらは法律で決まっているため、まず延長が認められることはありません。
特に勉強や仕事で忙しくてなかなか教習が受けられていない、夏休みや春休みで予約が取れなかったという方は要注意。
このまま教習が受けられず期限を過ぎてしまうとやり直しとなり、追加料金が発生してしまいます。
また、先ほどもご説明したように、1日に受けられる教習には上限があります。
期限が迫っているからといって挽回することはできません。
教習の期限についてはこちらのページで詳しく説明しています。
教習所に通う前には、しっかりと頭に入れておき、「今から通って期限内に免許が取れるか?」逆算して免許取得までのスケジュールを考えましょう。
4.就職や引越しで免許を断念するケースも!
就職や引越しなどを控えていて免許取得までにタイムリミットがある方も要注意です。
たとえば免許取得が就職の条件となっている場合、就職までに取得できないと仕事に支障が出る、通勤できなくなる、内定を取り消されるなどの問題が発生する可能性があります。
就職や進学で他の地域に引越すことが決まっている方は、それまでに免許を取得しないとすべてが無駄になってしまいます。
転校ができる教習所もありますが、手続きを行わなければならず、教習のやり直しや追加費用が発生する可能性も高いので、極力最初に入校した教習所で免許を取るべきです。
就職や進学、引越しなどの予定が決まっている場合は、やはりタイムリミットから逆算して入校するかどうかを決めましょう。
もちろん、これまでご説明したとおり、時期(繁忙期か閑散期か?)や教習期限も考慮することが大切です。
平均的な免許の教習期間は?
免許取得までのスケジュールや教習所に入校するタイミングを考える上で大切なのは「どれくらいの教習期間がかかるか?」ということです。
免許取得までに受けなければならない教習時間は法律で決められており、AT車の場合は学科・技能合わせて57時限、MT車の場合は60時限です。
教習車種 | 学科教習時間 | 技能教習時間 |
---|---|---|
AT車 | 26 | 31 |
MT車 | 26 | 34 |
とはいえ、先ほどもご説明したように1日に受けられる技能教習の上限も決まっているので、一気に受けることはできません。
学科教習に関しても時間割が決まっているため、1日で挽回するのはなかなか難しいです。
平均教習期間
週の平均日数 | 1日の受講時間 | 平均教習期間 |
---|---|---|
週3日 | 2~3時間 | 1.5~2ヶ月 |
週2日 | 2~3時間 | 3~6ヶ月 |
週1日 | 2~3時間 | 5~8ヶ月 |
そうした縛りもあるなかで週1日通うとなると免許取得までに5~8ヶ月くらいかかってしまいます。
一方で週3日通えれば1.5~2ヶ月で教習を終わらせることができます。
スムーズに・早く免許を取得するためには、教習所に通う日数を増やすのが一番の近道と言えます。
もちろん、上記はあくまで目安です。
ご自身の都合や教習所の混雑具合によって変わってきますので、極力余裕をもって、確実に免許が取得できるようスケジュールを考えましょう。
免許取得はスピード重視で!
せっかく余裕をもって教習所に通いはじめたのに、ブランクが空いてしまうとモチベーションが下がってしまったり、習った内容を忘れてしまったり、教習期限を超えてしまったりして後で大変なことになりかねません。
免許取得はスピード重視で、スムーズに通えるタイミングで入校しましょう。
そして一旦教習がはじまったら、なるべくブランクを空けずに教習を受け続けることが大切です。
これから免許の取得を目指される方は、「いつ入校すればいいか?」「いつまでに免許を取るべきか?」「入校した後にちゃんと通えるか?」しっかりと計画を立てましょう。
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