運転免許を取得するには、時間もお金もかかるため、なかなか踏み切れずにいる人もいるのではないでしょうか?そんな事情のある人でも、時間とお金をかけずに取得できる可能性があるのが、運転免許の一発試験です。
本コラム記事では、運転免許の一発試験とはどんなものなのか、どんなメリット・デメリットがあるのかを、わかりやすく解説します。
一発試験は非常に難易度が高く、途中で挫折してしまい、結局は教習所に行くことになる人も少なくありません。そうなると、教習所と同じくらいの費用と時間がかかりますし、かえって回り道になってしまうでしょう。手堅く運転免許を取るためには、やはり教習所に通うのが、賢明な方法です。
目次
そもそも運転免許の一発試験って何?
一発試験とは、教習所に行かずに、運転試験場もしくは運転免許センターで学科試験と実技試験を受けて、免許を取得できる方法のことです。基本的には、過去に運転経験がある人の再受験を想定しているのですが、初心者でも受けることができます。 指定教習所で講習を受けた人は、免許センターでの実技試験を免除されますが、一発試験の場合はそうはいきません。実技試験を受けなければ合格できないため、運転免許の合格率は5~10%ほどと、非常に低くなっています。合格者の中には免許を再取得した人も含まれているので、新規に取得できる人の割合となると、さらに合格率は低くなるでしょう。
教習所での免許取得との違い
教習所に入校して免許を取得する場合は、所定の学科教習や技能教習を受けた後で運転免許センターに行き、本試験を受けることになります。その際に、本免許試験での技能試験は、免除されます。
それに対して一発試験は、独学で運転の知識や技能を学ばなければなりません。技能試験を免除されないので、受験する必要があるのですが、合格する人は限られていて、とても狭き門です。
一発試験を受ける人ってどんな人?
では、一発試験を受ける人は、いったいどんな人なのでしょうか?特に多いのは、免許が取り消しになって再取得を目指す人や、免許取得のための費用を抑えたい人、時間に余裕があって独学でできる自信のある人、バイクの免許を持っていて運転に慣れている人などです。
初心者で一発試験に受かる人もチラホラいますが、その多くは何回も何十回も挑戦して、ようやく受かる人です。現実には多くの人が一発試験を諦め、教習所に通うことになります。
一発試験を受けるための条件
一発試験を受けるためには、条件があります。まず、満18歳以上であること、両眼で0.7以上の視力があり、かつ片眼がそれぞれ0.3以上あること。片眼の視力が0.3に満たないか、片眼が見えない場合は、もう一方の眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上あることが条件となります。
免許の取消や停止処分中の人は、一発試験を受けることはできません。これらの条件は、教習所で免許取得する場合も同様です。一発試験の条件を満たしている場合は、適性検査、仮免許学科試験、免許技能試験へと進み、運転免許を取得します。
一発試験の試験内容とは?
一発試験の試験内容には、①適性検査、②仮免許学科試験、③仮免許技能試験、④5日以上の技能練習、⑤本免許学科試験、⑥本免許技能試験、⑦取得時講習の7つがあります。
「適性検査」とは視力・聴力・身体検査のことで、「仮免許学科試験・技能試験」とは、仮免許を取得するための試験のことです。仮免許を取得した後は、5日以上の「技能練習」を受ける必要があり、その後「本免許学科試験・技能試験」へと進み、「取得後講習」を受けて運転免許を取得できます。
一発試験で免許を取得するメリット
では、一発試験で免許を取得すると、いったいどのようなメリットがあるのでしょうか?①【1回で合格できれば、】免許取得にかかる合計費用を抑えられる
一発試験で免許を取得すると、もし1回で合格できれば、免許取得にかかる合計費用を抑えることができます。
教習所に通学すると、免許を取得するまでに、25~35万円ほどの費用がかかります。それに対して、一発試験で1回で合格した場合は、合計2万6,300円で免許を取得できます。9分の1以下の費用で済むので、圧倒的に安くできるのが、一発試験の大きなメリットです。
ただし、これは一回で合格できた場合です。一発試験の合格率が5~10% で、何回も何十回も受ける人がほとんどということを考えると、結局のところ費用はあまり変わらないかもしれません。
②【1回で合格できれば、】短期間で免許を取得できる
一発試験で免許を取得すると、1回で合格できた場合、短期間で免許を取得できます。教習所で免許を取得するには最短でも2~3週間かかりますが、一発試験で毎回1回で合格できれば、最短1週間で合格できます。忙しい人にとって、短期間で免許を取得できるのは、大きなメリットといえるでしょう。
ただし、これも1回で合格できればの話です。一発試験の合格率が5~10% で、何回も何十回も受ける人がほとんどなので、結果的には教習所より長くかかることが多いのが現実です。
【合格率10%以下のケースも】一発試験の注意点とは?
一発試験での免許取得に挑戦する際には、注意しておきたい点がいくつかあります。
①難易度が非常に高い
一発試験で免許取得に挑戦する場合、やはり難易度が非常に高いということが、最も大きな注意点です。
一発試験の合格率が5~10%と言われる理由として、実技試験になかなか合格できないということが挙げられます。教習所では実技試験が免除されますが、一発試験はそうはいきません。
教習所のように、運転について細かく教えてもらうことができないので、合格しづらいのは当然のことといえるでしょう。教習所に通う方が、圧倒的に上達は早く、間違いがあれば指摘してもらうこともできます。
また、免許センターは各都道府県に数ヶ所しかないことが多いため、何度も落ちると交通費もかさみ、結局費用が増えてしまうかもしれません。
②受験日が平日に限られている
一発試験の受験日は平日に限られているので、仕事や授業を休んで受験しなければならない人もいます。さらに、2回目以降の技能試験は、一般的に完全予約制です。繁忙期や年末年始などは予約が取りづらく、結果的に免許取得に時間がかかってしまう場合もあります。
③免許取得できた場合でも、最初の運転に不安が残る
一発試験で免許を取得できても、運転の練習をする機会が少なく、自分一人で運転の仕方を学んでいるので、不安を感じながら初運転に臨むことになります。
その点、教習所で免許を取得すれば、何度も路上教習や敷地内での教習を受けることができます。自分の運転技術に対して、ある程度自信を持っているので、安心して初運転に臨むことができるでしょう。
【結論】教習所に入校して、効率的に免許を取得するのがおすすめ
運転免許の一発試験について、ご紹介しました。一発試験は1回で合格できれば費用が安く済み、少ない期間で運転免許を手にすることができます。
しかしその反面、一発試験の合格率は5~10%と非常に低く、受験日も平日のみで、運転免許を取得できても技術に不安を持ったまま初運転に臨まなければなりません。
このようなことから、費用や時間、免許取得の確実性などを考えると、やはり教習所に入校するのが最も賢明な選択ではないでしょうか?確かな運転知識と技術を持った教官から、正しい運転方法を効率的に学ぶことで、実際に路上に出ても安心して運転することができるでしょう。
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