今、新型コロナウイルスの感染者数が急速に増加しています。2020年12月に入ってからますます勢いに拍車がかかり、東京都の1日あたりの感染者数は連日500人超え。12月12日には過去最多の621人が感染しました。
全国の中でも特に深刻なのが北海道。札幌市でGOTOキャンペーンが一時停止になったことは全国ニュースでも盛んに報道されました。旭川市でも感染者が爆発的に増えていて、12月9日には自衛隊の看護官が災害派遣されました。ニュースでは「医療崩壊が始まった」という見出しがつけられているほどです。
このような状況で心配なのが自動車の教習。教室で集まる、指導員と教習車に乗るなど、密になりやすい環境が揃っています。教習所ではどのような対策が行われているのでしょうか?
今回は旭川市内の自動車教習所のコロナ対策についてまとめました。各教習所のホームページの情報に加えて、直接電話で問い合わせて収集した最新の情報も掲載しています。安心して教習を受けるために、ぜひ参考にしてください。
北工学園モータースクール
北工学園モータースクールでは『政府、地方自治体、関係諸機関等から示される正確な情報の収集に努め、同時に感染予防に細心の注意を払い、通常通りに今後の教習を実施していく』というコロナ対策の基本方針をホームページで掲げ、それに従って綿密な対策を行なっています。
館内や待合室、教室の入り口、トイレなど各所にアルコール消毒液が用意されていて、手の消毒を行なった上で室内に入ることができます。教習車両も念入りに消毒作業を行なっていて、教習開始前にはドアノブやハンドル、ウインカーレバーなど手に触れる部分は次亜塩素酸ナトリウム消毒液を使って徹底的に消毒をしているとのことです。同様に送迎バス内も消毒を徹底した上で運行しています。
学科教習に関しても密を避ける、換気を行うなど、感染症対策は万全です。特に応急救護の教習の際には、使い捨て手袋を使用する、人工呼吸は実際に息を吹き込まず模擬動作を行うなど、細かいところまで配慮しています。教習生用のマスクも用意しているそうなので、着け忘れや手に入らなったなど、何らかの理由でマスクを着けずに登校せざるを得ない状況でも安心です。
教習生に対してはマスクの着用や消毒液の積極的な利用、登校前・下校時の手洗い・うがいなど感染防止に注意するよう協力を呼びかけています。
また、体調不良時には登校を控える、登校後に体調が悪くなった際には指導員などスタッフに申し出るといった呼びかけも行なっています。予約をしていると休むのも気が引けますが、北工学園モータースクールなら無理をする必要はありません。
山添自動車学園
山添自動車学園でも同様に館内に消毒液を設置していて、入館時や教習前、教習後の消毒を徹底しています。教室については学科教習前などに消毒液を散布しているそうです。その他、スタッフのマスク着用や換気の励行などの対策を行なっています。
教習を受ける前に体調が悪くなった場合はキャンセルをする、教習中に体調が悪くなったらその場で申し出るよう呼びかけています。教習は中止となってしまいますが、後日に振替えなどの措置を受けることが可能です。
北海道クミアイ自動車学校
北海道クミアイ自動車学校でも消毒用のアルコールをロビーに設置し、教室や施設内のアルコール消毒を定期的に行なっています。ロビーや教室、教習車は適宜換気を実施。その他、館内各所でも窓やドアを開放して換気を行なっています。
受付には顔認証型サーマルカメラで発熱があるかどうかを検知。フロントカウンターは飛沫防止シートを設置して受付や相談に対応。学科教習を行う教室には透明の三面アクリルパーテーションを設置し、飛沫感染を防止しているそうです。
教習車と送迎バス車内もアルコール消毒で消毒した上で、インストラクターや運転手はマスク着用を徹底しています。
また、教習生を含め来校者には手指の消毒、マスク着用・咳エチケット、ハンカチやハンドタオルの持参(トイレのハンドドライヤーの使用を中止しているため)、ソーシャルディスタンスの確保、発熱・咳・味覚障害など体調不良時の来校の中止を呼びかけています。
花咲自動車学校
花咲自動車学校では職員のマスク着用、館内と教習車内のアルコール消毒、待合室や車内など密になりやすい場所の換気などを徹底しています。
もともと花咲自動車学校では教習生を多く募集していない、少人数型の自動車学校なので、そもそも教室で詰めて座るということはあまりないそうです。学科教習などで密になるのを心配する必要はないかと思います。
北央自動車学校
北央自動車学校では3密(密閉・密集・密接)それぞれに対策を実施しているそうです。
密閉対策として館内の換気や教習車の窓を開放して換気をし、密集対策は学科教習時の人数制限やソーシャルディスタンスを保った間隔で着席することを徹底しています。
密接対策はフロントの飛沫防止シートの設置、館内や教習車内の定期的なアルコール除菌、職員のマスク着用の徹底などが挙げられます。
教習生に対してはマスク着用や咳エチケットの励行、館内での手洗いやアルコール消毒、感染が疑われる症状や咳・熱・倦怠感があるときの来校自粛などを呼びかけています。
海外あるいは国内感染拡大地域(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、福岡県など)に滞在してから2週間が経過して発熱がない人のみを受け入れています。また、特に感染率が高くて重症化しやすい高齢者を対象とした高齢者講習は中止としています。
まとめ
各教習所では新型コロナウイルス感染防止のため、あるいは教習生を不安な気持ちにさせないよう、さまざまな取り組みを行なっています。コロナ禍の今、それぞれの教習所がどんな感染防止対策をしているか?といったことも、教習所選びの重要な基準の一つになるでしょう。
新型コロナウイルスに感染してしまえば免許取得どころではありません。特に今、旭川市内では感染が拡大しています。ぜひ、今回の記事を参考にして、コロナ対策を万全に行なっている教習所を選びましょう。
仮にコロナが収まったとしても、感染症のリスクは常にあります。Withコロナの時代では、教習所の感染対策にも注目してみてください。
旭川の
おすすめ教習所5選
『確実に合格!旭川の教習所の選び方ガイド』がおすすめする旭川エリアの教習所5校をご紹介します。
北工学園
モータースクール
指導員3人で1組のチームで教習を担当するので、3人のだれかから指導を受けることになります。直接的な指名制度はありませんが、相性が合わない指導員は自由に変更することができます。3人のなかから選ぶことも可能なので、指名制度に近い感覚で良い指導員から教習を受けることができます。
花咲自動車学校
指名制度自体はないのですが、教習生の意向を汲んだ柔軟な対応をしてくれます。
絶対という確約はできないそうですが、要望があれば指導員の変更や特定の指導員からずっと教習が受けられる配慮をしてくれるそうです。
北央自動車学校
こちらも指名制度自体はありません。原則として指導員の変更や指名は不可となります。ただし、毎回指導員が変わるため、仮に1回相性が合わない指導員に当たったとしても、ずっとその指導員が教習を担当するわけではありません。我慢して通い続けるリスクは低いでしょう。