ドローン操縦を覚えたいときに、資格は取得したほうがいい?
今、動画撮影や測量など、ドローンがさまざまな分野で活躍していています。
現在、ドローンに関する国家資格はありませんが、一方でドローンによる事故やトラブル、航空法などの違反行為も増えている傾向があり、2022年12月ごろから免許制になることが決定しました。
それ以降は基本的な知識や技能を身につけるために、ドローンスクールや教習所に通ったり試験を受けたりすることが必須になると考えられます。
また、現在でも国土交通省では技能証明書を取得することを奨励しています。
安全を守るためにも、スクールでドローンの操縦をしっかりと習得し、民間資格を取得することが大切です。
ドローンスクールはどんなところがあるか?
ドローンスクールの概要
日本ではまだドローンは免許制になっておらず、資格がなくても操縦することはできます。
しかしながら、事故や違反の当事者になってしまう危険性があるため、未経験の方は自己流でドローンを操縦するよりもスクールに通って経験豊富なインストラクターから学んだほうが安心です。
現在国内には40以上の民間資格があり、最短2~4日で取得することが可能です。
ある一般社団法人日本UAS産業振興協議会認定のドローンスクールでは6日間の教習があり、座学はもちろん実習でドローン操縦の基礎をしっかりと学ぶことができます。
費用は298,000円です。
また、ある一般社団法人ドローン操縦士協会認定のドローンスクールでは初心者向けに3日間でドローンの基礎から応用まで学べるコースを用意していて、「ドローン操縦士回転翼3級」の取得を目指します。
費用は371,800円です。
いずれのスクールでも短期間でドローン操縦に必要な知識と技術が学べて資格が取得できますが、費用が高額になるのがネックです。
自動車教習所でもドローンの資格は取得できる
ドローンの資格取得には高額な費用がかかります。
諦めようと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実は全国の自動車教習所でもドローンの操縦が学べて資格が取得できるドローン講習が開催されています。
ドローンスクールと比較すると安価で受講することが可能で、ドローン操縦の基礎を学びたい方にはおすすめです。
自動車教習所でドローン講習を受けるメリット
自動車教習所で、初心者でも短期間で資格取得できる
自動車教習所ではドローン検定協会の「ドローン操縦士養成講習(基礎技能講習)」を受けることができます。
期間は2日間なので日頃忙しい方でもスケジュールをやりくりすれば受講できるチャンスがあります。
20万円を超えるドローンスクールが多い中で、教習所では10万円未満という低価格で教習を受けることが可能。
未経験者で基本的な知識と技術を学びたい方にうってつけです。
教習所でドローン講習を受けるメリットについて見ていきましょう。
ドローン訓練に必要な土地がある
ドローン操縦士養成講習では普段自動車の教習を行っている教習コースを利用してドローン操縦の実地講習を行います。
敷地に余裕があるので、事故やトラブルを心配することなく、のびのびとドローンの操縦を学ぶことが可能です。
敷地が広くなればなるほど自由度も高くなるため、ドローンを飛ばす楽しさも味わえます。
教育ノウハウがある
ドローン操縦においていちばん大切なのは事故や違反を起こさないということです。
ドローン講習は自動車の教習を経験した指導員が行います。
道路交通の分野で安全意識やモラルを教えてきた実績があるため、ドローンについても安全に操縦するための技能や考え方を教えてくれます。
また、教習所に関してもこれまで培ってきた教育ノウハウがあり、それを活かしてカリキュラムや指導方針を作成しているため、上達が早い傾向があります。
自動車教習所だからこそ水準が高い教育を受けられるのです。
ドローン教習所で「ドローン操縦士」の資格を取得しよう
自動車教習所のノウハウを取り入れた「ドローン教習所」とは?
ドローン操縦士養成講習ではドローン操縦の指導に関する専門的なノウハウをもつドローン検定協会と、さまざまな生徒を指導してきた自動車教習所が共同で開発した「無人航空機講習カリキュラム」によって、基礎的な知識と技能、安全意識を身につけることが可能です。
座学やシミュレータ訓練、実機訓練、修了試験などを通じて、未経験の方でも効率的にドローン操縦をマスターできます。
講習はドローン検定協会公認指導員(CRPI®)の資格を取得した指導員が担当するので、安心して受講することができます。
費用は座学とシミュレータ訓練は1時限あたり5,500円、実機訓練は13,200円、修了試験は8,800円、トータルで10万円前後と、ドローンスクールと比較して非常にリーズナブルです。
「ドローン操縦士養成講習」の受講開始から修了までの流れ
まずは自動車教習所で入校手続きを行います。
ドローン検定3級(無線航空従事者試験3級)を保有していない方、未経験の方はドローンに関する法令や操縦に必要な知識を学ぶ「座学①(4時限)」とドローンの点検や機体に備わっているいる安全機能、許可承認申請の方法について学べる「座学②(1時限)」を受講します。
ドローン検定保有者は座学①が3時限免除されます。
なお、座学①を終了するとドローン検定3級を取得することができます。
ここからはドローン検定3級保持者も未経験者も共通です。
まずはシミュレータ訓練でドローンの基本的な動作や操縦技術を身につけます。
その後、いよいよ実機を用いた飛行訓練があり、ドローンの操縦をマスターします。
最後に操縦技術や知識が習得できているかを確かめる修了試験があり、それに合格すると「ドローン操縦士(RemotePilot)」という資格が認定されます。
「ドローン操縦士養成講座」の受講内容
ドローン操縦士の資格があると、許可承認申請の際の手続きが簡素化できる
航空法や小型無人機法、条例などに定められている「飛行禁止区域」でドローンを飛ばしたい場合は国土交通省に許可承認申請を行わなければなりません。
たとえば、人口密集区域や国有林などがこれに該当します。
ドローン操縦士養成講習を修了すれば、許可承認申請の手続きを簡略化できるというメリットが得られます。
教習所で資格を取得することで、より手軽に・自由にドローンを飛ばせるようになるのです。
まとめ
教習所でドローン操縦士養成講習を受けることで、短時間で効率的にかつリーズナブルに知識と技能を身につけることができ、ドローン操縦士の資格取得が可能です。
より自由に、安全・安心してドローンを飛ばせるようになります。
旭川の北工学園モータースクールでもドローン操縦士養成講習を開催しており、高い指導力と豊富な経験をもったドローン検定協会公認指導員(CRPI®)が的確に指導します。
国内でも活躍の幅が拡がり、仕事に活かせるチャンスが大いにあります。
何よりもドローンの操縦は楽しく、趣味としてもおすすめです。
旭川でドローンの操縦を学びたい方はぜひ受講を考えてみてください。
«前へ「妊娠中に免許取得を目指す人が、最低限確認しておきたいこと!」 | 「社会人に送る働きながら免許取得を目指す!失敗しない教習所選び」次へ»