ペーパードライバー向け講習はどんな人におすすめ?
免許は持っているけれど、長らく運転する機会がなかったという方は意外と多いのではないでしょうか。交通網が発達した都市圏とは異なり、移動手段は車がメインという地方もあります。転勤や進学などで転居した場合はハンドルを握らなくてはなりません。またお子さんや高齢の家族などの送迎でも車が必要になる可能性もあります。
ただ免許取得から時間が空くと、運転技術に自信が持てなくなるのも事実です。そんな方にとって頼れる存在がペーパードライバー講習です。
この記事では旭川の皆さんにおすすめのペーパードライバー講習について詳しく紹介します。ペーパードライバー講習のメリットとデメリットについてもお伝えしますので、講習選びの参考にしてください。
目次
ペーパードライバー講習とは
車の運転免許を持っていながら、実際に運転をする機会のない「ペーパードライバー」がいきなり道路に出るのは危険です。公道に出る前にお試し練習・訓練が行えれば安心できますよね。運転の感覚を取り戻す練習、訓練ができるのがペーパードライバー講習です。
自動車教習所の教官やインストラクターの指導のもと、安心して運転感覚を取り戻すことができます。段階を踏んで運転に慣れるので、運転への不安を少しずつ取り除いていけるチャンスでもあります。
ペーパードライバー向け講習には出張教習と自動車教習所の2つがある
ペーパードライバー向けの講習には大きく分けて「出張教習」と「自動車教習所」の2種類があります。
それぞれどのようなものか、見ていきましょう。
出張教習とは?
指導員が自宅まで出張して教習をしてくれるスタイルです。
教習車を使う教習所もあれば、自家用車を使って教習をしてくれる教習所もあります。
今後運転する機会が多くなるようであれば自家用車を使った教習を受けて操作方法や車両感覚に慣れておくと良いかもしれません。
教習所に通う手間がなく、時間に融通が利くのがメリット。
一方で、いきなり路上で教習を行うので、「事故を起こしたらどうしよう」という不安を感じながら教習を受けなければいけないのがデメリットです。
※旭川の教習所では出張教習を行っているところはありません。(2023年1月現在)
自動車教習所とは?
免許を取得したときと同様に、教習所に通い教習車を使って運転を練習する方法です。
教習所に通わなければいけないという手間はありますが、事前に座学で交通ルールやスムーズに運転する方法などをおさらいできる、教習所のコースを使って練習できるので不安が少ないというメリットがあります。
また、助手席の指導員がブレーキ操作できる教習車を使うことで、路上教習でも事故の危険性を格段に軽減することができます。
自家用車がない方も講習を受けることができるのも大きなメリットです。
ペーパードライバー向け講習のカリキュラムとは?
ペーパードライバー向けの講習は免許取得時の教習と異なり、決まったカリキュラムはありません。
ペーパードライバー歴が短い方は2~3時間の講習で感覚を取り戻せる場合もあります。
逆に何十年も運転していないという方はじっくりと時間をかけてもう一度学んでいくということも可能です。
出張教習の場合は時間が限られるので「駐車のみ」「高速走行のみ」といったように、苦手としている部分のみを練習するケースもあります。
教習所の場合は、コースを使ってひと通り運転方法を思い出して、その後に路上教習をしたり、苦手分野を克服したりというカリキュラムになっていることが多いです。
ペーパードライバー向け講習の料金は?
料金に関しては1時間あたり5,000~7,000円が相場です。
ただし、出張教習所の場合は指導員の交通費や教習車利用料などもかかるため、自動車教習所よりも高額になることもあります。
もちろん、講習を受ければ受けるだけ費用は高くなります。
上達度も個人差があるので、トータルでいくらかかるのかは人それぞれですが、だいたい1~3万円の範囲内でしっかりと練習して感覚を取り戻す方が多い傾向です。
ペーパードライバー向け講習にかかる期間は?
ペーパードライバー向けの講習は1時間単位で行っている教習所が多いので、最短1日で完了します。
それだけでは不安ということであれば3時間でも4時間でも、それ以上でも講習を受けて練習することが可能です。
その場合は数日になることもあり得るでしょう。
期間に関しても個人差があるので明確にはできませんが、長くても一週間くらい。
免許を取得する際の教習ほどの長期間に渡ることはありません。
ペーパードライバー講習のメリット・デメリット
ペーパードライバー講習とは、運転からのブランクがあるドライバーが鈍った感覚を取り戻すために行います。運転に自信のない人にとってありがたい存在です。そんなペーパードライバー講習のメリットとデメリットについて解説します。
メリット
久しぶりに運転する不安の中、隣に車のプロである教官が乗ってくれるのは大きなメリットです。また転勤や進学など新天地に来たばかりで車そのものを所持していない場合もあるでしょう。自動車教習所での講習であれば、教習車を利用できます。車を持たずとも練習ができるのが利点です。教習車には補助ブレーキもあるため、万が一の際には教官がブレーキを踏んで止めてくれます。
加えて教習所は公道に近い状況が反映されているため、実践的なスキルが積めます。
危険を回避しながら、路上に近い環境で練習できるのです。
基礎はもちろんのこと、S字やクランクや縦列駐車など一般的なドライバーが苦手とするポイントを教えてもらえるプログラムを組んでいる教習所もあります。ペーパードライバー講習では、難しいテクニックもあらためて練習し、教習所内で慣れてから公道を走るため安心感が得られます。
転勤してきたばかりで運転の上手な知人、友人など指導をお願いできる人が身近にいない場合もあるでしょう。ペーパードライバー講習を活用すれば知人に頼る必要はありません。講習を受講することにより、運転の練習が可能になります。
デメリット
デメリットとしては、ペーパードライバー講習に費用がかかる点が挙げられます。また教習所での講習では、教習車を用います。マイカーがなくても練習できる反面、いざ自分の車を運転するときに慣れが必要になるのが難点にもなります。通学など一定の時間も必要になり、忙しい方にとっては面倒になるかもしれません。
新たに免許取得をめざす人が増えるシーズンには、予約が取りにくくなる可能性も考えられます。
旭川でペーパードライバー講習を行っている教習所
教習所 | 料金 | 備考 |
---|---|---|
北工学園モータースクール | 1時間 5,720円 | |
北央自動車学校 | 100分コース 16,940円 160分コース 25,410円 |
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花咲自動車学校 | 50分 5,350円 | |
山添自動車学校 | 2時間 11,000円 | 冬季降雪期間は休み |
北海道クミアイ自動車学校 | 1時限 5,390円 | 冬季降雪期間は休み |
旭川のペーパードライバー講習受講の注意点
旭川では、上記5校でペーパードライバー講習が受けられます。値段や内容を比較し、気になる講習を探してみましょう。
一方で、雪が積もる冬のシーズンには注意が必要です。冬季降雪期間は休みとする教習所があるためです。けれども旭川では雪道を走る機会が多くあります。冬の積雪シーズンにこそ雪道の運転技術を身につけたいという方は、冬期も講座を行っている3校から選ぶようにします。
旭川のペーパードライバー講習でおすすめの教習所
旭川のペーパードライバー講習を受けるなら、冬期も開講している北工学園モータースクール、北央自動車学校の2校をおすすめします。
~北工学園モータースクール~
「かなり長期間運転していない」という場合、車ならではの交通ルール、知識なども忘れてしまっていませんか。北工学園モータースクールでは、最初に座学で安全確認や知識について座学で学ぶ機会があるので安心です。
適性検査と技能診断の後、応用や危険予測のトレーニングにも対応してくれ、車の運転に関する知識を取り戻すのに役立ちます。実際のコースは時間制の内容に加え、オーダーコースも用意されていますので、さまざまなニーズに対応してくれるのも特徴の一つとなっています。もちろん、冬シーズンも開講しているので雪道の運転も教えてもらえます
ペーパードライバー講習を指導してくれるのは国家資格を持つ指導員で、車のプロです。丁寧に指導してくれるのはもちろん、危険の際には補助ブレーキを踏んで止めてくれます。スクールまでは無料送迎バスも運行しているので、運転に自信のない方でも通学できます。
~北央自動車学校~
北央自動車学校では、きめ細やかなカウンセリングを取り入れたペーパードライバー講習が受けられます。多くのドライバーが苦手とする駐車場や車庫入れのコツを解説してくれたり、希望ルートの指定にも応じたりもしてくれます。コースによっては高速道路の運転にも対応可能です。冬期も開講しており、降雪時の指導も行ってくれます。
コースは100分、160分ですが、50分単位での延長もできます(別途費用あり)。ペーパードライバー講習は、外国免許への切り替え用の練習にも活用できます。さらに過去5年以内に北央自動車学校を卒業していれば、卒業生割が使えるのも魅力的です。
まとめ
ペーパードライバーが久々に運転をする場合、不安になるのは当然です。いきなり路上を運転すると、事故を起こしてしまうリスクも生まれてしまいます。まずは実地に近い教習所内の道路で練習するためにもペーパードライバー講習はおすすめです。
忘れていた知識や運転スキルを思い出すのに、プロである教官の指導が受けられるメリットは大きいでしょう。
旭川と離れた地域からの転勤、進学であれば降雪など地域の特性に合わせた運転技術を学ばなければなりません。ペーパードライバー講習を受講し、まずは地域の運転に慣れることが大切です。安全に車を運転するためにも、目的やシチュエーションに合わせたペーパードライバー講習を活用していきましょう。