「妊娠中の運転免許取得」はどう考えたらいい?
運転免許を取得しようと思っていた矢先に妊娠していることがわかった場合、どうすればいいのでしょうか?
そのまま教習所に通って免許を取得するべき?
出産後まで待つべき?
今回は出産を控えた妊娠中の方向けに、運転免許を取得するためのポイントについてご説明します。
妊娠中でも免許が取りやすい教習所の選び方についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
- ・①妊娠中でも受け入れてくれる教習所を探す
- ・②学校の設備をチェックしよう
- ・③送迎バスがあるか
- ・④近くに病院がある教習所を選ぼう
- ・⑤座学は「オンライン教習」を活用しよう
- ・⑥予約がとりやすい教習所を選ぼう
産後の赤ちゃんとの生活を見据えると、今のうちに免許取得しておくと便利
産後は赤ちゃんのお世話で時間が取れないので、取るなら今のうち
産後1年間ほどは昼夜問わず赤ちゃんのお世話や授乳などに追われて、教習所に通って免許を取得する時間も体力的余裕もなくなってしまうケースがほとんどです。
そうなると、免許が取得できるのは2~3年後ということになってしまいます。
可能であれば早めに教習所に通って免許を取られることをおすすめします。
産後に車の運転ができると、利便性は高くなる
免許を取得して車の運転ができるようになると何かと便利です。
赤ちゃんが生まれるとおむつや洋服、ベビー用品などを買い揃えなければなりません。
お子さんを抱きかかえながら荷物を移動させるのは大変ですが、車があれば買い物が非常に楽になります。
また、定期検診や予防接種など、お子さんを病院に連れて行く機会も増えます。
通院の際にも車が運転できれば楽になり、時間も短縮できます。
もちろん、幼稚園や保育園、小中学校の送り迎えなどにも車が重宝します。
加えて近年では公共交通機関を使わなくてもいいというのも免許を取得する大きなメリットとなっています。
コロナなどの感染症の心配がないため、運転できればお子さんを近場の公園に連れて行ったり、ちょっとした旅行やレジャーを楽しんだりすることができます。
妊娠中に通う教習所で、最低限確認しておきたい6選
①妊娠中でも受け入れてくれる教習所を探す
妊娠中の方への教習所の対応はさまざまです。
医師の診断書が求められるケース、同意書が必要なケースもあれば、そもそも妊娠中の方を受け入れてくれない教習所もあります。
まずは妊娠中の方でも受け入れてくれる教習所を探しましょう。
すでに考えられている教習所があるのであれば、妊娠中でも入校可能かどうか?を問い合わせて確認する必要があります。
②学校の設備をチェックしよう
妊娠中は体に負担がかかりがちで、胎児を守るためにもさまざまなことに注意しなければいけません。
たとえばお腹が大きくなると和式トイレでは転倒の危険性があるため、洋式トイレがあるかどうかを確認しておく必要があります。
階段の登り降りは体に負担がかかり、やはり転倒する危険性も高いため、エレベーターがあるかどうかも重要です。
他にもベンチ椅子があるか?分煙されているか?(喫煙スペースが独立しているか?)も大切なポイントです。
③送迎バスがあるか
教習所の通いやすさも大きなポイントです。
妊娠中に徒歩や自転車、公共交通機関で通学するのは大変です。
送迎バスで送り迎えをしてくれる教習所であれば、体に負担がかかりません。
ただし、送迎バスは地域やコースが決まっています。停留所まで歩かなければならないとなると意味がありません。
ご自宅の近くまで迎えに来てくれるか?停留所があるかどうか?も確認しておきましょう。
④近くに病院がある教習所を選ぼう
妊娠中はつわりがひどくなる、痛みが発生するなど、急な体調の変化があるかもしれません。
万が一のことを考えて病院が近くにある教習所を選ばれることをおすすめします。
かかりつけの病院に近いのが一番ですが、なにかあっても駆け込めるような医療機関が近くにあったほうが安心です。
⑤座学は「オンライン教習」を活用しよう
最近では新型コロナウイルスの感染拡大にともない、「オンライン教習」という新しい様式の教習を取り入れている教習所も増えてきました。
学科の教習をインターネットで配信し、自宅でスマホやパソコン、タブレット端末を使って受講するスタイルです。
こうしたオンライン教習であれば通学する必要はないので、体への負担を軽減することができます。
空き時間に受講できるので、時間の有効活用という点でも非常に便利です。
詳しく知りたい方はこちらの【新しい教習所の形】オンライン教習とは?ページをご覧ください。
⑥予約がとりやすい教習所を選ぼう
妊娠中は安定期に短期間で免許を取得するのがポイントです。
教習期間が長引けば途中で教習が受けられなくなる可能性もあります。
そのため、技能教習の予約が取りやすい教習所を選ぶことが大切です。
教習所の施設やコースが広い、教習車や指導員の数が多い、免許取得時に細かくコースが分けられている、スマホやパソコンから教習の予約ができる体制になっているといった教習所であれば、比較的予約が取りやすく、短期で免許を取得することができます。
詳しく知りたい方はこちらの予約が取りやすい教習所・自動車学校とは?ページをご覧ください。
妊娠中に免許を取る際に考慮しておきたいこと
「安定期以降」に短期集中の取得を
妊娠中の女性の体は非常に不安定です。
安定期よりも前のつわりがある段階は流産の危険性もあるので安静に過ごし、安定期以降で、短期集中(2ヶ月以内)で免許を取得されることをおすすめします。
また、安定期以降も普段より疲れやすい、お腹が張る、ホルモンの影響で集中力が落ちる、情緒不安定になりやすいなど、さまざまな心身の変化が現れやすくなります。
先ほどもご説明したように、なるべく体に負担がかからないよう教習所選びや通学の方法を考え、なにかあってもすぐに病院に行けるよう準備しておきましょう。
家族と主治医には必ず相談・同意を得る
妊娠中に免許を取得したいと思ったら、一人で判断するのではなく、まずはご家族に相談してください。
家族に話すことで教習所に通いやすいよう手助けしてくれる可能性もあります。
また、主治医にも必ず相談して同意を得るようにしましょう。
自分では大丈夫だと思っていても、教習所に通うのが難しい場合があります。
ご家族や主治医が反対したら、妊娠中ではなく出産後に免許取得を延期するようにしましょう。
妊娠中の免許取得は、無理をせずに
確かに免許を取得して車が運転できるようになれば、子育てや日々の生活も楽になります。
とはいえ、いちばん大切なのはご自身と赤ちゃんの安全です。
無理をせず、安心して通える教習所を選びましょう。
産後落ち着いてから託児所がある教習所で免許を取得するという選択肢もあります。
ご家族や主治医とも相談し、教習所に通うかどうかを考えてみましょう。
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