通学or合宿、どちらで免許を取るか、迷っている学生へ
大学生が車の免許を取得するときに迷うのが「通学にするか」「合宿にするか」ということです。ネットなどでは学生に対して通学免許よりも合宿免許をおすすめする情報を見かけます。その理由として通学免許よりも安くて短期集中で取得できる、夏休みや春休みなどの長期休みを利用して免許を取得できる点などが挙げられています。しかし、実際には通学免許のほうが学生からは支持されているというアンケート結果もあり、賛否両論です。
今回はこれから免許の取得を目指している学生さん、通学か合宿どちらにしようか迷われている学生さんのために、通学免許と合宿免許それぞれのメリット・デメリットや選ぶポイントについてご紹介します。ぜひ、どちらが自分に合っているのか?考えてみましょう。
目次
大学生の8割が通学免許を支持。その理由は?
学生に就職・進学情報を提供しているマイナビの情報サイト『マイナビ学生の窓口』では、約400人の学生を対象に「自動車免許は合宿で取得する派ですか?それとも通学で取得する派ですか?」というアンケートを実施しました。その結果、合宿派は74人(18.5%)、通学派 は327人(81.5%)と、圧倒的に通学のほうが支持されているということがわかったのです。
合宿がいいという人は「短期集中で免許が取得できるから」「金額が安いから」という理由を挙げています。一方で、通学派からは「家の近くに教習所があるから」「自分のペースで免許が取得できるから」という意見が出ました。他にも「合宿が嫌だから」「まとまった空き時間がとれないから」「通学だと高速教習があるから」という理由を挙げた人もいます。
ネットでもおすすめする記事が多く、広告もよく見かける合宿免許ですが、実際は大多数の人が通学で免許を取得したいと考えているようです。
通学免許は、自分のペースで教習を受けられる
それでは圧倒的に支持されている通学免許にはどのような良い点があるのでしょうか?逆にどんなところに気をつけるべきでしょうか?メリット・デメリットを見ていきましょう。
【通学タイプのメリット】
自分のペースで教習が受けられる
やはり通学免許の一番のメリットは自分のペースで免許が取得できるという点です。自宅から通えるので、学業やアルバイト、サークルなどをしながら通学することができ、生活環境を大きく変えなくて済みます。時間に余裕があるときは集中的に通って、忙しいときは通う日数を減らすなどの調整も可能です。
また、合宿では他の人と相部屋で過ごす、外出の制限があるなど、プライベートな時間を過ごすことができないため、ストレスが溜まりがちになりますが、通学ではいつもどおり過ごせるので、気疲れなどがありません。
家族や友人と自由に会えるので、教習でつまずいた場合やコツがわからない場合などにすでに免許を持っている人に相談することもできます。
学科試験の勉強にもじっくり取り組める
合宿免許では短期間で免許を取得するため、教習が進むペースも早いです。通学であれば1日あたりの教習数を減らして時間をかけてじっくりと勉強できます。「短期間で覚えるのが苦手」「じっくり時間をかけて勉強に取り組みたい」という方にも適しています。
仮免試験に落ちても教習所で受験できる
合宿免許で仮免学科試験に何度も落ちてしまうと、地元に戻って試験場でよりハードルが高い試験を受ける必要が出てくる場合もあります。通学なら仮免試験に落ちても教習所で何度も受験することができるため、自信がない方にもおすすめです。
路上教習で、地元の道の道路事情に慣れることができる
路上教習では指導員のサポートのもと一般道を走ります。地元の教習所に通えば、住んでいる地域の道路状況や交通事情を把握することができ、免許取得後もスムーズに運転できるようになります。地元の道路に慣れ、渋滞が起こりやすい場所や危険な箇所、事故が起こりやすいポイントを知っておくことで安全にもつながります。
【通学タイプのデメリット】
繁忙期に予約が取りづらく、値段も高くなる場合もある
「今度の長期休みに免許を取ろう」と思われているかもしれませんが、皆考えることは同じ。春休みや夏休みシーズンは教習所が混雑する繁忙期です。この時期になるとなかなか教習の予約が取りづらくなり、思ったように進められなくなる可能性があります。また、繁忙期は空いている時期と比較すると教習料金が高くなるケースが多いです。教習所に通学する時期をしっかりと考えておく必要があります。
合宿免許は、安く・短期間で免許取得できる
それではここからは合宿免許のメリット・デメリットについて見ていきましょう。
【合宿免許のメリット】
通学免許より安い傾向にある
通学免許の教習費用の相場は普通車で28~33万円程度。それに対して合宿免許の相場は22~30万円で、さらに4月~6月、9月~12月の閑散期ではキャンペーン価格として20万円を切るケースもあり、通学免許よりも教習費用が安く抑えられる傾向があります。ただし、料金は教習所によって異なるため、一概には言えません。また、カリキュラム通りに教習が終わらず追加教習になってしまうと、追加料金がかかる場合もあります。
短期間で免許取得することができる
通学の場合は免許取得まで数ヶ月かかる可能性もあります。一方、合宿免許の場合は2週間、長くても3週間で免許の取得が可能です。学校の夏休みや春休みを利用して、一気に免許を取ることができるのも合宿免許の魅力といえます。
【合宿免許のデメリット】
一般道路の交通事情に慣れないまま、免許を取得してしまう
合宿免許は地方や郊外のエリアで路上教習するケースが多いです。交通量が少ない道路を走るので、心の余裕をもって教習を受けることができる一方で、免許取得後にギャップを感じることもあるかもしれません。地元の道路の交通量や道幅に慣れていないことで慌ててしまったり、事故などのトラブルを起こしてしまったりする可能性もあります。
2~3週間は密室状態で、他のことはできない
合宿期間中は教習所内や宿舎で過ごすことが多く、密室状態となります。スケジュールが埋まっていて、知らない人と2~3週間寝食をともにするため、ストレスを感じやすい状態となります。
特に人間関係が構築できなかったり、トラブルがあったりしたら悲惨です。また、教習期間中は学業やサークル、アルバイト、あるいはご家族や友人と会うといったことが一切できなくなります。
「通合宿」という新しい教習スタイルも!
最近では自宅から通えて生活環境が変わらない、地元の道路で路上教習ができるなどの通学免許のメリットと、短期集中で免許が取得できるという合宿免許のメリットを組み合わせた「通合宿」という教習スタイルも登場しています。ただし、あくまで「通学免許のオプション」という扱いになるため、費用が高額になってしまうというのがデメリットです。
生活環境を変えずにじっくり学びたい人は、通学免許がおすすめ
たしかに短期集中で免許が取得できる合宿免許も魅力的ではありますが、学業やアルバイト、サークルと並行しながら自分のペースでじっくり学びたい方には通学免許のほうがおすすめです。また、今後車を運転することを考えると、遠くの合宿教習所で習うよりも、地元の教習所のほうが安心できます。
これから免許を取得される方は、今回の記事を参考にしてご自身に合ったスタイルを考えてみてください。
旭川の
おすすめ教習所5選
『確実に合格!旭川の教習所の選び方ガイド』がおすすめする旭川エリアの教習所5校をご紹介します。
学生のうちに
普通自動車免許を
取得したい方には
北工学園
モータースクール
普通免許取得者数が域内で一番多い教習所で、送迎バスや授業の予約もスマホで簡単に予約が可能!指導員数も多いので予約のとりやすさも魅力です。
過去に
運転経験がある方には
山添自動車学園
運転経験があり免許の再取得なら山添自動車学園がおすすめ!土曜日や日曜、祝日も教習を受けられて社会人の方にはぴったりの教習所です。
商業用免許を
取得したい方には
北央自動車学校
トラックドライバーやバスの運転士、タクシードライバーなどの商業用免許を取るなら北央自動車学校がおすすめ!冬でも屋内施設で教習を受けられます。
«前へ「免許取得に必要な視力はいくつ?自動車教習所の視力検査を徹底解説!」 | 「大型特殊免許を取得するために必要な資格や条件、運転できる車両がすべて分かる」次へ»